SPEAKS3 対話する

すべての子どもがその子らしく生き、幸せになるために。

 

どの子もとりこぼしなく、その機会が与えられるよう、私たちABA SPEAKSは親子を支えるさまざまな人・団体と対話をし続けます。

実行中の子供たち

 初めての子どもを育てるとき、私たちはみんな初めて親になります。誰もが、最初は手探りです。子どもがかわいいからこそ、また真剣に向き合うからこそ、悩み、焦り、ときには怒りになり、疲弊し、困難を感じることもあります。定型発達の子育てでさえそうなのですから、個性の強い発達障害を持ったお子さんを育てるご家庭はなおさらではないでしょうか。


 特に、発達障害を持ったお子さんを育てるご家庭では母親がその悩みや不安を抱え込み、かわいい子どものために1人奮闘していることが少なくありません。もちろん、ご夫婦で協力し、支え合っているご家庭も多いでしょう。しかし、ご家族だけでそのお子さんを生涯フォローし続けることは非常に困難です。

 また、子どもたちは、幼稚園や保育園など親の手から離れる場を持ちながら、社会性やコミュニケーションのスキルを育てていきます。発達障害のお子さんも同じです。ただ、発達障害のお子さんには特別なサポートが必要です。特性を理解し適切な支援の仕方を学んだ先生方のサポートがあってこそ、伸ばしていけるのです。だからこそ、保育や教育などの場で子どもと関わる先生方が、世界的に効果が高いと実証されているABAを知り、学んで支援に生かしてもらえるよう、働きかけていく必要があるのです。


 すべての子どもがその子らしく生き、幸せになるために。どの子もとりこぼしなく、その機会が与えられるよう、私たちABA SPEAKSは親子を支えるさまざまな人・団体と対話をし続けます。

▮保育園や幼稚園、小学校の先生方、発達支援や福祉にかかわる皆さま:
 この分野にいらっしゃる皆さんは、子どもが好きで、子どもの幸せに貢献したい、ご家庭をサポートしたいという熱い想いでかかわってくださっている方がほとんどだと思います。これまでの現場経験から培われたスキルや毎日の保護者・子どもへの配慮、何より大変なことも多い中、日々奮闘されている姿には、本当に頭が下がります。子育て中の家庭にとって、皆さんの存在は、どれだけ救いになっていることでしょう。
 子どもたちが初めて家庭から離れて、他者と交わり社会性やコミュニケーションスキルを育てていく、その大事な時期を一緒に過ごす皆さんだからこそ、ぜひこのエビデンスのあるABAを知っていただきたいと、考えています。“だからこの方法は効果があったのか”、あるいは“だからあれはうまくいかなかったのか…”と、きっとこれまでの経験に通じる気づきがあり、理論に裏打ちされた、より専門性の高い支援ができることを実感されるに違いありません。特に療育の現場は発達障害の子どもたちにとって、その能力を伸ばす、もっとも大切な場です。ABAは発達障害の子どもに特に効果が高いと世界中で支持されている、確かな学問です。療育を担う皆さんには、ぜひABAを実践し、これまで以上に確実な支援を実感していただき、その喜びを、ぜひ親御さんと一緒に分かち合っていただきたいと願っています。

 


▮医療関係者、行政の皆さま:
 医療機関は、不安を抱える親御さんが、子どもの診断を受け、今後の方向性を考える起点となる、非常に重要な場となります。カナダやアメリカなど英語圏の多くの国々では、自閉症児の標準治療として、医療機関の診断がABAセラピーに直結しています。しかし、日本ではまだ十分に医療や保健センターなど行政の現場の皆さんに周知されておらず、多くのご家族がABAにたどりつけないまま、最も効果の高い早期療育の機会を失っています。ぜひ、皆さまには、このエビデンスのある方法についての確かな情報を知っていただき、必要なご家庭へ、適切なタイミングでのシームレスな情報提供とそれぞれの関連団体への橋渡しをお願いできればと強く願っております。皆さまに関心を持っていただくこと、確かな情報を知っていただくことが、発達支援の必要な日本の子どもたちとご家族を希望に導く大きな一歩になると確信しています。

▮ABA療育/自閉症療育を専門とされている専門家の先生方、学会関係者の皆さま:
 このエビデンスのある方法を、この日本でも広く周知いただく活動に、ぜひご協力くださいますよう、お願い申し上げます。専門に研究・実践されている皆さまと協働することができましたら、私たちにとって鬼に金棒、日本にきっと確かなうねりを起こすことができる、と大変信頼と期待を寄せております。また、新しいエビデンスを作る機会には、ぜひとも協力させていただきますので、いつでもお声掛けください。
 私たちは会員に自閉症など発達障害児の保護者、療育支援関係者、専門家、医師など全国に仲間がおり、私たち自身でも、「行動分析学会(2018年)」や「日本発達障害ネットワーク年次大会(JDDnet,2019年)」などで情報発信を行っております。また、アメリカのオハイオ州立大学の名誉教授で、世界中にABAを広めることに多大な貢献をされた、ウィリアム・ヒューワード博士をはじめ、世界中のABA実践の専門家の先生方と繋がり、招待セミナー(「情熱セミナー2019」)を開催したり、情報をアップデートしながら活動を進めています。ぜひ、日本にABAを根付かせるために、ともに活動くださいますよう、お願い申し上げます。

▮そして発達障害児を育てる親御さんの皆さま: 
 私たちは仲間です。ひとり日々奮闘する、手探りな子育てから抜け出すために、まずは繋がりませんか。悩みがあればいつでも相談できる、そんな場が子育てには絶対に必要です。ABAはきっとあなたの子育ての羅針盤となってくれるはず。一歩踏み出して、正しい知識を持って進みませんか。そして、ひとりでも多くのお子さんが、ABAの確実な支援を受け取れるように、また同じように悩んでいる親御さんに希望の光を届けられるように、ABAを日本に広める仲間になりませんか。一人ひとりの力は小さいですが、集まれば大きな力になります。ぜひ一緒に活動してください。
 私たちの開催する「情熱セミナー」や、「TALK&WALK歩こう話そうよこはま」などが、皆さんと出会い、明るい未来への希望の一歩となりますように。ぜひご参加ください。